鳥木 弥生(とりき やよい) メゾソプラノ


武蔵野音楽大学音楽部卒業。

1997-98年にロシアのメゾソプラノ、エレナ・オブラスツォワ氏と共演した東欧各地でのリサイタル、および、故・岩城宏之氏指揮によるアンサンブル金沢とのコンサート(98)で活動を開始し、99年渡伊。

2002年フィレンツェ市立歌劇場公演「ジャンニ・スキッキ」(ツィータ役)でオペラデビュー。ヴェルディの声国際コンクールなど、ヨーロッパにおいて多くのコンクールに入賞・入選を果たし、イタリア、フランス各地のオペラ公演に出演。

2008年には「蝶々夫人」(スズキ役)でスペインでのオペラデビュー。現地の新聞評などで、声の魅力と繊細かつ表現力豊かな演技が高い評価を受けた。

国内でも2003年新国立劇場にて「ノルマ」(クロティルデ役)でデビューの後、トヨタコミュニティオペラ・レオンカヴァッロ「ラ・ボエーム」(ムゼッタ役)、サントリーホール「ファルスタッフ」(メグ・ページ役)など、また、藤原歌劇団公演では2004年に「カルメン」(メルセデス役)で初出演の後、「ランスへの旅」(メリベア公爵夫人役)、「リゴレット」(マッダレーナ役)、「ラ・ジョコンダ」(チェーカ役)、「カルメル会修道女の対話」(マザー・マリー役)、「タンクレディ」(イザウラ役)など数々の作品に出演。

コンサートでは「レクイエム」、「第九」、「荘厳ミサ」「メサイア」などのオラトリオのメゾソプラノソロとして活躍するほか、国内外のオペラ・ガラなどにも多数出演している。

2007年、文化庁新進芸術家派遣制度研修生としてパリに派遣。エコールノルマル音楽院オペラ芸術科のディプロムを、審査員による特別な賛辞を加えた満場一致、という最高位にて取得。

これまでに、郡司忠良、エレナ・オブラスツォワ、フェドラ・バルビエリ、ウィリアム・マテウィッツィ、ジャニーヌ・ライスの各氏に師事。

藤原歌劇団団員。武蔵野音楽大学講師。

 

2011年9月には新国立劇場において、藤原歌劇団公演、A・ゼッダ指揮による「セヴィリアの理髪師」にロジーナ役で主演。

演奏会情報はこちらから⇒ http://yayoitoriki-mezzosoprano.hatenadiary.jp