Tea for Two〜二人でお茶を〜

ブリーズノートにとって初めての企画コンサート“Tea for Two”

12月12日(月)14:30

代官山ヒルサイドプラザで開催されました。

 

 

12月の平日、「なんでもない日」のティータイムコンサート。

師走だということを忘れるようなよいお天気でとても穏やかな午後でした。

 

くつろいで楽しんでいただけるように

そして演奏家の近くで聴いていただけるように

歌手が自由に動けるように

椅子を並べました。

 

午後2時。開場です。

お茶とお菓子も準備万端、のはずでしたが...

コーヒーと紅茶をいれるのに思いのほか時間がかかり

すっかりお待たせしてしまいました。

申し訳ございませんでした!

 

コンサートのオープニングはピアニスト仲田淳也さんがさりげなく登場。


ティータイムに、そろそろコンサートが始まりますよ〜と

お知らせするための曲。ちょっとしたサプライズでした。

(プログラムにはない曲です)

 

そして、ソプラノ山口佳子さんが華麗に登場。

 

Vola !(飛んでいけ!)で始まる“セレナータ”で一気に会場は

イタリア歌曲の甘美な世界へ。

 

二人のドレスとネクタイはブリーズノートのカラーに合わせてブルーでコーディネート。

出前コンサートのブリーズノートのお披露目だということでこの心配り!

感激!

曲の説明を交えながらの山口さんのトークはおおらかでユーモアがあり

聴く人をくつろいだ気持ちにしてくれます。

 

イタリアの曲が続いたあとは日本の歌曲へ。


ワルツのリズムにのせて、女心をコミカルかつチャーミングに。

山口さんの澄んだ高音ならではの魅力に満ちた楽しい1曲です。

中盤、仲田さんのトークとピアノソロ。

 

曲はシベリウスの“THE SPRUCE”(樅の木)

仲田さんの話に、北欧フィンランドの公園に立つ1本の樅の木を思い浮かべ

その歴史と風景に想いを馳せます。

 

山口さんはドレスを替え、仲田さんもネクタイの色を合わせて再び登場。

 

後半は、“踊り明かそう”、そしてクリスマスソングメドレー。

 

ミュージカルナンバーもメドレーも

どんなアレンジなんだろうと楽しみにしていました。

期待どおり、緩急も心地よく、歌とピアノのアンサンブルに

会場はどんどん盛り上がってきましたよ。

 

プログラム最後はオペラ「ロメオとジュリエット」から

“JE VEUX VIVRE DANS CE REVE”(私は夢に生きたいの)

 

ここは歌手自身によるプログラムノートを引用させていただきます。

 

『(略)...「ジュリエットのワルツ」として知られるように

3拍子のリズムに合わせて、息を弾ませたような初々しい少女の姿が描かれる。

(略)...「結婚なんてとんでもない、若い時はほんの一瞬だわ、

私はまだこの夢の中で生きていたいのよ」と青春を謳歌し、

恋に恋する心情を歌う。彼女はこの後ロメオとの運命的な出会いをし、

物語は徐々に切なく悲劇的な色合いを帯びて行きます。

ここはオペラの中でも華やかでもっとも幸せなシーンかも知れません。』

アンコールはもうひとつのクリスマスソングメドレー。

“WHITE CHRISTMAS”と“O HOLLY NIGHT”

 

そして最後の最後は明るく、と二人が選んだ曲は

オペレッタ「こうもり」から“公爵さま、あなたのようなお方は”

 

客席を縫って歩きながら身振り手振り、表情豊かに歌うようすは

オペレッタ好きにはたまらなかったことでしょう。

 

たとえオペレッタを知らなくても、言葉がわからなくても

どうやら公爵様をからかって可笑しくてたまらないのね

この若い娘は...とわかったような気にさせられる

そんな名演でした。

一時間程のコンサート、休憩なしでたっぷり私たちを楽しませてくれた

山口佳子さん、仲田淳也さんに BRAVO

 

そして温かい拍手と熱烈な喝采を送ってくださった

お客様に心からの感謝を

 

赤ちゃんから熟年世代まで

大勢の方にご来場いただきました!

生のコンサートの楽しみを

いろいろな形であなたのところへお届けする

ブリーズノートの「出前コンサート」

 

どうぞよろしくお願いいたします!