オペラ「子どもと魔法」

パルテノン多摩小ホールで、

「創るオペラの楽しみ ミュージック・シアター」

 

 

第1部は、パリの音楽セルフサービスカフェ“クルトパイユ”。

 

音楽セルフサービスカフェってなに?と思っていたら、

BGMが欲しいひと、音楽が聞きたいひとは自分で歌うカフェ、なのだそうです...

 

パリのおしゃれ(でおしゃべり!)な日本人3人娘の会話に笑いながら、

アーン、サティの美しいメロディに聞き惚れ、

最後はソプラノ、駒井ゆり子さんのピアニカ超絶技巧(!)とともに

シャンソンを楽しみました。

 

第2部はラヴェルのオペラ「子どもと魔法」

地域のおとなと子どもたちが大勢出演しています。

 

ママにきつ〜く叱られて、やけをおこしたやんちゃな男の子が

「ぼくは悪い子だ!ぼくは自由だ!」

椅子を蹴飛ばし、壁紙を切り裂き、部屋の中の何もかもを

めちゃくちゃにします。

 

さんざんいたずらをして疲れた子どもが休もうとすると、

子どもに壊された椅子や時計やティーカップたちが動きだし

嘆きながら子どもを責めます。

 

こわいんですよ。

さすがフランス。

「悪い子ども」へのおしおきは強烈です。

暖炉の火なんて、焼き殺してやる〜とおいかけてきますから。

でもフランスの子どもはそう簡単にはめげませんよ。

 

庭に逃げ出すと、今度は子どもにいじめられた(?)

りすやカエルやとんぼや木も、みんなでてきて子どもを責めます。

 

ついに子どもは叫びます。

「ママ!」

 

大混乱の中、りすがけがをしてしまい、

子どもはやさしく傷の手あてをしてあげて

自分はそのまま気を失ってしまいます。

 

傷の手あてをしてくれた、本当はやさしい子だ、と

お母さんを呼んでくれる動物たち。

ママが出てきて、子どもをみつけてくれて大団円。

 

背景の映像(CG)がとてもきれいで、絵本を見ているようでした。

ラヴェルの音楽にもぴったり。

 

子どもたちの群像は(カエルさんや動物たち)のびのびと、

でもぴったりと、物語の中に入り込んでいました。

 

地域の出演者の皆さんの中には親子で出ている方達もいたのでは?

最後の場面で寄り添う姿を見て思いました。

 

いいな。

 

駒井ゆり子さんは、11月にまた、今度は大ホールで

地域の子どもたちと共演するそうです。

「みんなで歌おう!スーパー・ウィンド・オーケストラwithズーラシアンブラス」

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コメント: 3
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